2018年 02月 26日
古き良き時代のモンマルトル Musée de Montmartre
テルトル広場を少し進んだところにある『モン ルトル美術 (Musée Montmartre)』。古き良き時代のモ ンマルトルを垣間見たい方には、是非、訪れてもらいたい美術館である。
年代を感じさせる、この17世紀の建物は、俳優ロジモン(ROSIMOND)の邸宅であった。後に、ルノワール(RENOIR)、ユトリロ(UTRILLO)、デュフィ(DU FY)等、モンマルトルを代表する画家達が彼らのアトリエとして滞在していたこともある。
向かって右側にあるショップ内でチケットを購入し、ここからロマンチックな中庭に出る。この奥が美術館である。
まずは趣のある階段を下り、地下1階より鑑賞を始める。ここでは、古い時代のモンマルトルの丘の様子などが 描かれた絵画や、その頃の歴史を物語る品々より当時を想い描いてみたい。
地上階は、ロートレック (LAUTREC)の「Ambassadeurs Aristide Bruant」、「van Japonais」など、古き良き時代の藻ンマルトルが描かれた絵画や 、ポスターが展示されている。また、A・ジル(A・GILL)
1階では、政治家に対する風刺画や、オペラ作家ギユスタヴ・シャンパンティエ(Gusta CHARPENTIER)の書斎が復元展示されている。奥には、小さなビ デオスペースもあり、ユトリロをはじめとするモンマルトルを題材に活躍した画家達の作品についての解説を映している。
また、ここには私 好きなフランシス ・プルボ( ncisque POULBOT)の作品が数点展示されている。
彼は、戦時中のモンマルトル(下町風)の子供達の雄姿を漫画タッチ 描き続けた画家あった。 これは、[Le Petit Tambour]と題されたもの。
心いくまでモンマルトル のノスタルジーに浸ったら、その後は、シャンソニエ『ラ・ラパン・アジル』や、そ の前に広がるモンマルトルの葡萄畑、また、今でも当時の姿で残る風車『ムーラン・ド・ラ・ギャレット Moulin de la Galette)』まで足を伸してみるのもよい。
Musée de Montmartre【モンマルトル美術館】
12 rue Cortot 75018 Paris
メトロ : 12番線 Lamarck Caulaincourt
開館 :: 水曜~日曜日 11:00ï~18 :00
閉館:: 月曜、火曜日
Tel ::01 49 25 89 39
入館料 : 一般 7ユーロ、割引 5ユーロ、10歳 下無料