人気ブログランキング | 話題のタグを見る
NEW POST

バスクへの旅へ    Au Bascou




印象的なイメージを与える、赤いベレー帽と、真っ白なコスチューム。
フランス南西部に位置するバスク地方は、独自の言語と、文化を持つ地域である。

そのバスク地方をパリにいながら感じられるのが、「Au Bascou(オ・バスク)」。
昨年の春、新シェフ Renaud marcille (ルノー・マーシル)が、このレストランを引き継ぎ、「Axoa de Veau」 や「L'Oreiller de la Belle Aurore」、「Le fameux Lievre a la Royal 」など、以前からの定番のスペシャリテを残しつつも、季節の素材を生かした、今らしい一皿を提供してくれるようだ。

夜のサービスは、ア・ラ・カルトのみ。(ランチ時には、19ユーロと、25ユーロのムニュがある。)
手書きされた大きな黒板のメニューから、以下のものを選んでみた。

まずは、アントレに、「Terrine de Campagne(田舎風テリーヌ)11ユーロ」。
片隅にサラダが盛りつけられたお皿と、大きなテリーヌ型が運ばれてきた。
好みの分量を切り、自分のお皿に取り込んで良いのだそうだ。


バスクへの旅へ          Au Bascou_d0374154_17445450.jpg


バスクへの旅へ          Au Bascou_d0374154_17550255.jpg


バスクへの旅へ          Au Bascou_d0374154_17551196.jpg

しっとりしたテリーヌは、癖もなく、とても食べ易い。田舎風テリーヌの見本ともいうべき味である。
軽くトーストされたカンパーニュ・パンもサクッとしており、今なら、テリーヌ型の中に残る全てを食べてしまえそうにさえ思ったが、ディナーは始まったばかりなので、一切れで止めておく。(注:テリーヌは、満杯の状態でサーブされたわけではありません。)


メインは、「Morut du Chorizo , Legumes du Moment (鱈のチョリゾ風味・季節の野菜添え)24ユーロ」。
程よく火入れされた鱈の淡い味わいと、歯ごたえの残るニンジンや、パネなどの根菜。
細かく刻まれたチョリゾは、チョリゾ自身の風味を残しつつも、まるで八丁味噌を感じさせる味わいで、鱈や、野菜のソースの役目までもをしっかりと果たしている。

バスクへの旅へ          Au Bascou_d0374154_17552203.jpg


デザートには、「Mille fuille a la vanille(ミル・フィーユ・ヴァニラ風味)9ユーロ」。
パイ生地は、もちろんサクサクで、カスタードクリームも甘すぎず、ヴァニラの風味豊かで美味しい。大きさも風通サイズなので、しっかりとした満足感を得られる。

バスクへの旅へ          Au Bascou_d0374154_17553149.jpg

次回は、お得なランチも、是非試してみたいものである。



Au Bascou  【オ・バスク】
住 所:38 rue Reaumur 75003 Paris
T e l:01 42 72 69 25
メトロ:3、11番線 Arts et Metiers
営業時間:月曜日~金曜日 12時~14時30分 19時45分~22時30分
定休日:土曜日、日曜日
H P: www.auーbascou.fr


by chisai-paris | 2019-03-28 18:37 | Gourmand

パリ発、イベントや、グルメなど素敵な情報をお送りします。


by Chiharu